記憶力を上げる方法。食べ物や勉強法を改善して、記憶力強化を図る
人の名前を覚える、一度来た場所が分からない、子供が「バイバイ!」を覚えたなど、
生活にも色濃く密接に繋がる能力「記憶」。いろいろ覚えられる人は記憶力について
悩みもないでしょうが、「まだらボケ」などといって時折大事なことを忘れてしまう
なんてことがあり、割かし記憶力に悩まされる人も多いことと思います。強烈に
「参ったな~」とは感じませんが、地味~に、鈍痛のように、効いてきたりしませんか?
今回は、この記憶力を上げる・改善する方法を、食べ物や勉強法など、日常でも
取り入れられるものを取捨選択してチェックしてみます。
・記憶力は遺伝なのか否か?
よく能力に関わることが問題になるとき、特に幼いころや若いころなどは「チチオヤガー」
とか、「ハハオヤガー」とか言って、半ば遺伝のせいにしてきませんでしたか?科目や
分野、運動など幅広いことに関してそういう、一見すると言い訳めいた風に聞こえることで
その場のやるせなさを吐露したものですが、そういった能力は遺伝と関係があるのでしょうか?
端的にいえば、分野・内容によって遺伝の影響の多寡があります。能力でいうと、方向音痴や
足の速さ・数学的能力などは8割ほどと圧倒的に遺伝が関係しますが、動体視力は2割程度、
記憶力に関しては3~5割くらいしか遺伝情報が関係していないといいます。
ちなみに能力ではありませんが、ほぼ100%遺伝が関係してくるのが肌の色、ハゲといわれています。
日本人など黄色人種はやはり同じ肌になりますし、黒人の子は同じように肌の黒い子が産まれます。
・記憶力は強化できるのか?
記憶力に関して3~5割ということは、残りの部分に関しては環境や自力でどうにでもできるとも
解釈できますから、記憶力は強化できるのと同義です。記憶力を上げることで
簡単にできるのは、記憶すること・ものに、一日に何度も接触することです。これがすぐできる
ことだと思います。例えば覚えたいダンスがあれば、動画を一度見たらすぐ見ながら踊り、
終わったらまた見ながら踊る、数回繰り返して、数時間経ってからもまた動画を見ながら踊る、
翌朝もすぐ動画を見ながら踊り、帰宅してから繰り返し動画を見ながら踊る、などと同じことを
何遍も繰り返し実践する、これが簡単・単純ですが、すぐできることです。
・赤ちゃんと記憶力
ところで、自分が小さい頃のことを振り返ると、特に幼い頃(1~4才くらい)の記憶はほとんどありません。
幼稚園に入る前後くらいの記憶は多少はあります。例えば、
- 幼稚園は門からすぐのことろが坂道になっていて、変わってるな~と感じた
- 担任の先生がかわいくて好きだったが、お遊戯会で魔女役をやっていたのが嫌だった
- 放課後にピアニカ教室に大勢参加していて羨ましいといったら、ピアノ教室に行かされ、嫌だった
- おばあちゃん先生(園長先生)は頭真っ白だけど、いつまで生きてるかな、と思った
- 虚弱体質の女の子が、いつもお母さんと通園していて、異常だった (先生が集団登園で子供だけ連れてきていた)
生後間もないもしくは小さいころの記憶は自分もないし兄妹や友達もない、甥っ子や姪っ子にも
聞いてもないようです。、赤ちゃんなどは記憶があるのでしょうか、ないのでしょうか?これは、
幼い頃の記憶力はほとんどありませんが、生後6か月ほどになると2週間ていどの覚えは出て
きます。この短い記憶を「短期記憶」といいます。そして記憶を強化していくには、言葉を喋られる
ようになることが必要です。これは言葉と事柄が結びつくことで、頭の中から意識に出しやすく
なるからです。早いと1才くらいから言葉を覚え始め、3才くらいでは驚くほど喋り、また中には
驚くほど記憶力を発揮する子も出てきます。男の子だと新幹線やクルマの車種など、次から次へと
覚えて周りの大人を驚嘆させるほどです。
・食べ物で記憶力にいいもの
記憶力、上げたり強化したり、改善できるのであれば記憶力を良くしていきたいですよね。それを
食べ物をつかって、記憶力向上できないものでしょうか?このためには、抗酸化作用が発揮される
食品・具材を取ることです。抗酸化作用によって、老化防止にも役立つし、一石二鳥です。
抗酸化作用の食べ物は
- ソバ・・・・・・・・・含有するルチンが抗酸化を発揮、また血圧を下げてもくれる
- 緑茶・・・・・・・・・ポリフェノールとカテキンが効果を期待できる
- カボチャ・・・・・・・カロチンが抗酸化の作用する。他にニンジンも
- アボカド・・・・・・・リノール酸とオレイン酸など、デトックスで老廃物を効果的に出す
- ショウガ、ニンニク・・アリシンによって活性酸素を低減してくれる
- バナナ・・・・・・・・食物繊維が豊富、アミノ酸が抗酸化作用を発揮
などなど、多種多様に取れるのですが、基本的には三食、朝昼晩と、決まった時間に適度な量を
食べることからです。
・勉強法を改善して記憶力を上げる
記憶力を上げるのに適した勉強法としては、習慣化・技法・時間の3点が挙げられます。
①習慣化
これは、一日2時間は机に座る、まずこの習慣です。そして新聞を読む、読めば分からない
漢字が出てくるので辞書を引くもしくは誰かに聞くと解決できる、翌朝も新聞を読む、
昨日も出た分からない漢字が出てきた→もう分かる、という。勉強する習慣です。
②技法
技法はテクニックです。ゴロ覚えなどはテクニックです。いいくに作ろう鎌倉幕府が1192年、
いちろおおきな関ヶ原が1600年など、受験のときやっていた人もいたのでは?
③時間
これは、忘れてしまう時間の前に、復習するということです。記憶したことは忘れる、
これが一般的な見解です。ここに有名な「エビングハウスの忘却曲線」というのがあります。
wikipedeia より抜粋
縦軸は記憶量、横軸は時間の経過です。
エビングハウスいわく、20分後に58%、1時間後に44%、約9時間後に36%、2日後に28%、
1ヶ月後に21%、これしか覚えていないのです。そうならないために、何度か復習するのです。
いいタイミングは、学習したら、1時間後・1日後・1週間後・1か月後の計4回はやると記憶力が
定着すると思われ、オススメです。