虫歯・歯周病の予防&治し方 一生の原因&対策9選
歯の健康、維持できてますか?小さいころに虫歯の癖がつくと、なかなか
完璧に治らない、なんて聞きますが、動物は生きてる限り食べなきゃならない、
ということは、歯は一生健康を維持すべき筆頭ですよね。今回は、そんな歯に
まつわること、歯周病の予防や治療をチェックしてみます。
・虫歯、歯周病とは?
虫歯や歯周病、歯の病気ですぐ思いつくのはこの二つだと思います。
では虫歯と歯周病とは具体的にどんな病気なんでしょうか?
●虫歯・・・・虫歯菌が食事後の糖を取り込んで酸を出して、継続的に歯を溶かす(脱灰化する)。
●歯周病・・・歯と歯肉の間に歯垢(プラーク)が溜まり→歯石になり、主に歯肉に炎症などを起こす。
簡単にいうと、虫歯は「歯の病気」、歯周病は「歯肉の病気」といえます。
・歯や歯周病が悪化する原因
歯は毎日の食事で使う、人間にとって健康が欠かせない器官の最たるもの。
どうして歯は虫歯になったり、歯周病になったりするんでしょうか?
①歯磨きが下手
虫歯や歯周病を発症・進行・悪化させるのは、なんといっても歯磨きをしないことが
一番に挙げられます。歯磨きしていても、キッチリ汚れを落とせていないと、歯垢が残ります。
歯垢が積み重なると、歯石になります。
②唾液の量が少ない
食べたり飲んだりすると、糖が酸に変わり歯を溶かします(脱灰する)。人はそれを
中和するため、唾液によって再石灰化を促します。ですが、唾液の量が少ないと
中和が進まず、脱灰化に負けてしまいます。
③虫歯菌が多い
虫歯菌の代表であるミュータンス菌は、2才あたりまでに親や成人から、口移しのスプーン
などから移り、感染してます。
④詰め物の隙間から侵入
歯医者で虫歯を削り、金属やプラスチックで詰め物をすると、数年で形が変化してしまいます。
すると当時取った歯型と歯の間に隙間ができ、酸が入りやすくなります。詰め物がセラミック製
だと、経年劣化が少なくなります。
⑤間食・甘いものをよく食べる
虫歯菌は食べるたびに酸を出しますし、甘いものは酸がでやすいです。これによって
歯も歯肉も、悪化が進行しやすくなります。
・虫歯・歯周病の予防&対策
①歯ブラシによるブラッシング
なんといってもこれが簡単にできること。毎食でなくて構いません、寝る前にキッチリと
ブラッシングできればちゃんと対策になります。
②歯医者に定期的に通う
ブラッシングしていても、歯ブラシが届かないなどの理由で磨き残しがあったりすると
歯垢→虫歯ができます。歯医者なら虫歯・歯周病の治療と発見、歯石取りもやってくれます。
またブラッシング指導もしてくれます。
③間食・甘いものを抑える
食べない間が長いほど、唾液によって口腔内は中和され酸の排出が抑えられます。また
甘いものは酸が出やすいので、甘いものを控えると酸が減ります。
④キシリトール入りガムを噛む
キシリトール入りガムを噛むことで、ミュータンス菌を活動を抑えてくれます。ポイントは
キシリトール50%以上の商品を、歯磨き後に、一日3回以上噛み、数分は唾液を溜めて口腔内に行き
渡らせると、大きな効果が期待できます。