マンションの一階に住む。そのメリットとデメリットを見極める8選
マンションの購入でも賃貸でも、いろいろ気になる点はありますね。エリアや立地、
周辺環境ももちろん大事な要素ですし、階数も気になります。自分は何階が気に入るか、
あるいは何階は絶対イヤだとか。でも階数なら一階か、それ以外の階数かで、だいたいは
分けられる人がだいたいでしょう。
今回は、マンションの一階に住むことのメリットとデメリットについて考えてみます。
・マンションの需要と供給は少し下火に
2017年現在の首都圏のマンション需要と供給は若干下火になってきています。
2012年から最近までのスパンでは、新築マンションは需給ともに右肩上がりに来ていて、価格もこの
3年位では3割程度は値上がりしていたのですが、一般の購買層がマンションの値上がりに着いていけない
様相を呈していると模様です。
2014年中は平均的な契約率が80%前後で推移し、億ション(1億円以上のマンション)は90%近い
購買を示していましたが、2015年になると平均で8割程度で億ションは83%前後、2016年になると
平均的な購入は7割を下回り、8,000~10,000万円の価格帯では63%近辺という落ち込みようです。
そもそも日本は人口減少時代に突入し、そういう意味では新築の需要はよくよく見極めて着工すべきと
思うんですが、建築屋・大工は建てることによって仕事になるので、需給は参考にはするのでしょうが
「守り」に入るわけにはいかにんだと思います。2017年現在でマンションや戸建ても含めた空き家が
820万戸といわれていて、何も対策しなければ今後も空き家率は上昇するといわれていますから、
こと空き家対策を政府や自治体が介入するとなれば、建築規制などが常套手段なのでしょう。
・集合住宅の性質
集合住宅にも、賛否両論あります。つまり戸建と比べたときに、その不動産を全部自分の好きに
処分ができるか否か、ということがあるんですよね。集合住宅の場合は、所有権を持ったとしても、
自分ひとりで全部は決めることができません。外壁壊すわけにいかないし、増改築もできません。
所有権といっても、自分ひとりでは何も決めることができなく、自由度は下がり制限されます。
その代わりに、管理する面積はコンパクトなので、それがいい人もいると思います。また、土地値の高い地区に、
戸建を土地・建物を買うよりは安く物件を揃えることができるのもいい点です。
逆に、戸建にもいい点悪い点があり、戸建の所有権は土地・建物が一人の名義ならば、売ろうが
増改築も売却も自分ひとりで決められるのがいい点。悪い点といえば、土地の面積もあるケースが多いので、
草むしりの必要性と境界の確認でしょうか。あと広い面積があると、その管理が手間どると感じる人
はいるでしょうね。
・マンション一階に住むメリット
そういったマンションのうち、一階に住むという選択は、どんな点があるのでしょうか?
①庭付き物件もあり、「自分の庭」のように使える
マンションの一階だと、庭付きのものもあり、これが自分ん家の庭のように使えるのは
いいです。自転車を庭から出せるし、ガーデニングが好きな人は花を作ったり野菜を育てるのもたまりません。
②転落事故がない
家族でも子供がいる場合は、何事も心配が絶えません。上層階だと転落事故は特に心配ですよね。
ですが、一階でしたらその心配は全くありません。あったとしても、躓いたときに、倒れるくらいの
小さい心配です。
③重い物が運びやすい
一階だと、重い物が格段に運びやすいのは間違いありません。引っ越しのときに洗濯機や
テレビ、サイドボードなどはもちろん、通常でも灯油タンクや夏冬タイヤ、ベビーカーなども何の手間も
いりません。
④非常時に出口が近い
大震災や火事など、万一のことではありますが、緊急時に一階に住んでいると、外出・脱出が
しやすく安心できます。
・マンション一階に住むデメリット
メリットがあればもちろんデメリットもあります。では、マンション一階に住むデメリットとは?
①落下物の可能性
一階ですと、上からモノが落ちてくる場合も想定されます。ゴミや水、大きなものだと鉢植えなんかも
可能性はあります。
②眺めが悪い
一階ではこれが一番でしょう、眺望が悪いということですよね。川の近くで、夏は花火大会が
自分の庭みたいに見られる、なんてことが確率が減ります・・・
③洗濯物が干しずらい
一目があるので洗濯物はかなり干しずらいと思いますし、下着ドロボーなんかもいて下着が
取られる可能性も怖いところ。ついでに物取りのドロボーももちろん懸念されるところ。
④生活音が気になる
一階だと、公園や通りが近いので、すると生活音やその他の「音」に関する部分で、気になる人も
いるかと思います。公園が近いと子供やペットの声が、通りが近いとクルマや飲食店の音が!