加齢臭の対策と原因!男性も女性も気になる人のための5選
中年以降の、特に男性が気になる・気にする「加齢臭」。家庭だとよくお父さんの
「枕」が臭いがきついだとか、お爺ちゃんのどこかから臭ってくるだとか言われません?
「おじいちゃんのどこかから」って、これは何か無造作というか、乱暴な言い方でしたが
実際に聞いたことがあったもので、つい書いてしまいました。気になった妙齢の男性諸氏、
本当にすみません・・・
ということで、今回は加齢臭についてチェックしてみました。
・加齢臭とはどんな現象なのか?
加齢臭とは俗称です。主に中年以降の男女が、体臭がきつくなるのですが、これらの現象を総称して
「加齢臭」と呼んでいます。最近の研究で30~40代の男性にもみられるのはこの「加齢臭」とは違う
原因だとして、この30-40代によくみられる臭いを「おやじ臭(ミドル脂臭)」などという場合が増えてきています。
「加齢臭」と「おやじ臭」の違いは、においのもとになる成分の違いにあります。
「加齢臭」は主な臭い物質・成分を「ノネナール」とされています。「おやじ臭(ミドル脂臭)」
の主な成分は「ジアセチル」であることを、株式会社マンダムが2013年に発表しました。
ノネナールは、汗腺近くにある「皮脂腺」から出る脂肪酸(パルミトレイン酸)が酸化するか、あるいは
表皮のバクテリアが醗酵してできる物質です。ちょっと難しいが、そういうモノです。
ところで、加齢臭は男性だけにみられる現象という「誤解」があります。加齢臭は男性だけではなく、
女性にも見られます。男性は主に40代以降に見られ、それ以降はグンと増える傾向にあります。
女性の場合は主に閉経後以降に徐々に増加傾向が見られます。しかし男性の場合、特にお父さんやお爺ちゃんの
まくらが臭いな~と感じる人は多いことでしょう。
・加齢臭はどんな原因できつくなるのか?
加齢臭はその名の通りで、年を重ねるに連れて臭いが強くなる傾向には
あります。これは避けられないのですが、しかしキレイに保つことと、機能性香料を適切に使うことで、
直接の原因は処理できます。さらには、間接的な原因とされるのは以下の通りです。
①ストレスを溜める
職場や家庭で、過度なストレスは作っていませんか?ストレスを感じるようになると、
活性酸素がドンドン増えノネナールがドンドン増殖すると臭いがドンドンきつくなるということです。
②タバコを吸う
タバコは、それ自体も臭いを出しますが、加えてビタミンを破壊してしまい、それも加齢臭を加速させて
しまいます。加齢臭対策の一つとして、脂肪酸と常在菌を抑えることが効果的なのですが、ビタミンCなどは
栄養素として優秀で、抗菌・抗酸化にとても有効です。喫煙することによって、タバコのたった1本で
ビタミンCが25~100mlを破壊することができます。ビタミンC摂取は平均的に100ml程度なので、
タバコたった1本で簡単に、ビタミンCがノーチャンス(no chance)になってしまいます。
③食事の内容
食事の内容も、場合によっては加齢臭の後押しをしてしまいます。肉料理はとり過ぎると、体臭が
強く出る傾向にあり、加齢臭に寄与します。逆に食べた方がいいものは、海藻類や野菜などの
食物繊維。日常のちょっとした気遣いでできる対策です。
④不潔(清潔さの不徹底)
加齢臭の一番の元は「清潔にしていないこと」も大きく占めます。特に臭いを
発する部位がありますので、そこを毎回洗うといいです。しかも臭いの元は、水では洗い切れませんので、
石鹸成分を由来とするセッケンやボディソープで、毛穴をしっかりとこそぎ取るイメージで洗います。主な部位は、
- 耳の後ろ
- 首の裏、襟足
- 脇の下
- 背中
これらを重点的に洗い、しかも習慣的に洗うべきです。
⑤運動をしない
運動をしていない人は、適度に運動することにより活性酸素を打ち消してくれる効果があり、
加齢臭の低減につながります。しかし、今まで運動を全くしていなかった人が急に過度な運動をするのは、
逆に臭いがきつくなる場合があります。運動をしてこなかった人は、体内に脂肪を多く溜め込んでおり、また汗腺も
つまり気味なので、急な激しい運動により脂肪酸が一気に出るし、体臭と加齢臭が相まってきつい臭いを出します。
おすすめは散歩(ウォーキング)や水泳などの有酸素運動を一定時間(最低20分以上)続けることです。
筋力を一気に鍛えるのは無酸素運動に当たり、加齢臭対策としてはおすすめできません。
・加齢臭の対策は
加齢臭の対策としては、上に挙げた例を参考に、
「ストレスをなるべく避け」
「タバコは減らすもしくは止める」
「肉中心の食事を控えて野菜・海藻類を取る」
「清潔さを保つよう、首回り・背中・脇の下をセッケンでごしごし洗う」
「適度な有酸素運動を、日常的に一定時間以上続ける」
ことを、まずはやってみて下さい。